瞑想

● マインドフルネス

 

天宮光啓

 最近、マインドフルネス(Mindfulness)という言葉をよく耳にいたします。

 

 故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs 1955年〜2011年)氏や、プロスポーツの世界で活躍する一流の選手や、あるいは、音楽家や芸術家といったアーティスト系の人たちの間でも広く親しまれています。

 

 マインドフルネスとは、マインド(mind)=精神と、フルネス(fullness)=満ちている、とが合わさった言葉で、瞑想の一種とされています。

 

 辞書によると、”今現時点において起こっている内面的な経験や、外的な経験に注意を向ける心理的な過程”、つまり、今、この瞬間に起きていることを理解し、良いことも悪いこともすべてを一度受け入れてみる。そうすることによって変化する心のありようを客観的に捉えることです。

 

 簡単にいうと、ポジィティブなことも、あるいはネガティブなことも、すべてを「あるがままに」受け入れる心の訓練のことです。

 

 その考え方や方法は、仏教や密教の瞑想とも通じるところが多くみられます。仏教の瞑想と同じく医療現場でもこうした瞑想による効果が期待され、必要とされています。それは、私たちができる「毎日の健康な生活を維持ずるためのセルフケア」なのです。

 

 マインドフルネスを日常の生活に取り入れることで、物事に対して冷静な判断ができるようになり、悩みや不安が解消され、健康に、穏やかに、日々を豊かに、心静かに平和な幸せな日常生活を送れるように。

 

 まさしく、仏教でいうところの「現世利益」(げんぜりやく・げんせりやく)そのものなのかもしれません。地位・名誉・富、最後に人が一番求めるものとは・・・一体何でしょうか。

 

 合掌

 

 

※ 現世利益(げんぜりやく・げんせりやく)とは、この世で受ける仏・菩薩などの恵み等をいいます。

 

※ また、現在この世で受ける神仏の恩恵をさし、こうした恵みを受けるために祈るのを現世祈祷といって密教では種々の修法を行っていいます。護摩修法もその一つです。

 

● 如実知自心

 

 如実知自心(にょじつちじしん)とは、「実の如く自心を知る」です。本来の姿(実相)にきづく(さとる)」ことをいいます。

 

 マインドフルネスや他の瞑想法を通して「自心」とは何かに意識を向け、ありのままの自分や森羅万象物事の存在を知ることです。

 

 少しおおげさかもしれませんが、マインドフルネスや瞑想とは本来の自分自身の姿に気づき、「心や魂」を磨き、来世へとつなげていく崇高な精神修行といえるものなのかもです。

 

 そして、現世に生まれてきた本来の意味を「学び・気づき・さとる」こと。

 

 瞑想は、誰でも簡単にはじめられます。また、誰もが必ず必要とする日がやってきます。それは、「死」を迎えるまさにその瞬間です。来世への準備として瞑想をおこなっておくことはとても大切なことです。

 

 以前、チベットで修行をしている時に、あるラマ僧からこのようなことを尋ねられました。

 

 「もし、あなたが何の泳ぎ方も知らずに、大海のど真ん中、それも360度見渡す限り水平線しか見えないところへ急に放り出されてしまったらどうしますか。死は、突然襲ってくることもあります。死は万人に等しく、そして、必ず訪れます。あなたには、今、本当に何が必要ですか…」、この言葉を最近よく思い出します。

 

 チベットの諸寺院では、ラマ僧からのこうした問答やいろいろな法話、さまざまな瞑想法を学びました。

 

 特に興味深かったのは、ある瞑想をおこなっている時の「臨死体験」に似た瞑想の修行です。

 

 こうした体験談なども当方の瞑想会や法話会でお話をしておりますので、興味のある方はぜひご参加いただければです。

 

 当法の「やさしい瞑想法」講座は、初心者の方や、少し体験してみたいという方のご参加も大歓迎です。

 

 少人数制ですので、女性お一人でのご参加でも大丈夫です。

 

 なお、当会は特定の宗教へ勧誘したり、強要したりするものではございません。

 

 ご参加くださる方々のそれぞれの目的に応じてご利用いただければ幸いです。

 

 それでは、一期一会、素晴らしいお時間を皆様方とともに。

 

 合掌

 


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