生かせいのち “消えずの火”

 

奥之院の燈籠堂には、不死の象徴といわれる“消えずの火”がある。

 

銀河の星々のように無数の光の帯が薄暗い堂内に浮かび上がる。

 

その燈籠の数は数万基にものぼるとされる。

 

千年近く絶え間なく燃え続け、“受け継がれている火”があると聞いた。

 

昔、ある貧しい女性が養父母の供養のために、自らの髪を売って燈籠を献じたという。

 

切なる願い、命の輝き、

 

大日如来の「光」のように感じる。

 

誰もがいつかこの世を去る。

 

その“命の灯”が消えぬうちに、

 

何かすべき大切なことがあるように感じる・・・。

 

自分だけのためではなく、

 

自他ともの幸せを願い、

 

他のたくさんの人々と共に生きる。

 

二度と戻らぬ時間、与えられた「いのち」、

 

これからも、皆で一緒に輝かせていきたい。

 

生かせいのち

 

南無大師遍照金剛

 

合掌

 

『生かせいのち “消えずの火”』 2020年02月05日(水) 07時06分30秒 テーマ:光啓 随想録

 

 

読者登録ボタン

 

トップへ戻る